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会長ブログ「大竹広明の目」

2012年12月18日

車椅子対応エレベータ

身体の不自由な方々の社会進出に備えて、最近のエレベータは車椅子の方にも容易に扱える工夫がされています。籠内の鏡は車椅子に乗った方が後ろのドアの開閉を見やすいようにしたものです。

複数のエレベータを設置しているビルでは群管理と言って、各階で呼び出しがあるとすべての呼び出しに最適な運行をコンピュータが判断して、呼び出し階に停まるようなシステムが組まれています。そのため呼んでも自分の階を通り過ぎてしまうこともあるのです。

しかし車椅子対応の呼び出しボタンを押してしまうと、そのエレベータは群管理を無視して優先的に押された階に直行するようにプログラミングされています。従ってむやみに車椅子対応のボタンを押すと、他の階で待っている人たちに余計な待ち時間を強いることになるのです。

エレベータの乗り込んで籠の中の車椅子対応のボタンを押すと、ドアがゆっくり開き、開いたドアもすぐには閉まらずに時間をおいて閉まるようになっているのです。もちろん閉めるボタンを押せば、扉はすぐ閉まるのですが、余計な電力を使うことになります。

他の階で待っている人のことや、電力のことを考えると、むやみに車いす用のボタンを押すのは考え物ということになります。

エレベータのエンジニアが苦労して作り上げたシステムを私はこれまで知らずに、なんとなく近くの車椅子対応ボタンを押していました。技術者の意図を知らずに機械を操作していることが他にもたくさんあることでしょう。

        大竹広明

カテゴリー: 社会

投稿者: president | 2012年12月18日 08:06 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)