2011年11月30日
原発のウソ
「原発のウソ」という本を読みました。
(小出裕章著、扶桑社新書)
著者は京都大学原子炉実験所助教で、当初は原子力の平和利用を志していたものの、
研究を進めていくうちにその危険性に気づき、原子力利用反対の立場から活動されています。
原子力反対という立ち位置で執筆されているからかもしれませんが、
読んでみると、人間の手に負えないものを使ってしまっていること、
本来扱ってはいけないものを何気なく利用していること、
その矛盾を隠すために、データが恣意的に扱われ、発表されていること、
などがよくわかります。
新書ということからか、わかりやすく書かれている分、
根拠となるデータが薄いため、やや説得力に欠け、感情的だと思う点はありますが、
確かに処理(放射線の半減期)に数百年から数万年かかるものを、
誰が責任をもって管理するのか、考えさせられます。
また、何事にも「想定」ということがある以上、
今回のような「想定外」が起これば、手をつけられなくなります。
原発に使われている部品ですら、「永久に利用可能」ではなく、
「〇〇時間に1回、故障する」というものでできています。
このあたりの思慮がかけていたのかなと思います。
複数の人から、「原発がなくても日本の電力は賄える」という意見が出ています。
原発をどうすべきか、判断する立場の人は、この本を読んでもらいたいと思います。
ただ残念なのは、この判断する立場の人のほとんどは、
原発から直接・間接に利益を得ている、ということです。
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2011年11月30日 14:57 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)
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