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社長ブログ「明日への扉」

2014年09月03日

下町ボブスレー

 

昨日、下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会の、

細貝ゼネラルマネージャーの講演会を聞いてきました。

下町ボブスレーは、マスコミでもかなり取り上げられましたし、

本も何冊も出版され、テレビドラマにもなったので、ご存じの方も多いと思います。

http://bobsleigh.jp/

 

この細貝マネージャー、ご自身も大田区の下町にある町工場の社長ですが、

時々マスコミで報道されるように、町工場の苦戦が周辺で現実に起きていたそうです。

しかし、中小企業ならではの強みがあるとして、持てる技術を活かしながら、

少量多品種かつ短納期、臨機応変の部品の生産などで特色を出してこられました。

しかも近所には、世界有数の発着便数を誇る羽田空港がある。

この技術と地の利を何とか世界にアピールする方法はないか、

として行き着いたのが、地域の町工場の技術を結集して、

ボブスレーの橇でオリンピックに出ることでした。

 

最初はボブスレーとは何か、というまったくの初歩から勉強を始め、

レース自体がスピード勝負なので、空力性能などは大学の力も借りながら、

それでも設計が一旦決まると、短納期の得意技を活かしてあっという間に部品が揃い、

橇一台が完成したそうです。

 

今年初めのソチ・オリンピックを目指しましたがいろいろな力が働き、

残念ながら「下町ボブスレー」のオリンピック出場はなりませんでしたが、

素晴らしいチームワークができたと、一定の成果をされていました。

ちなみに、橇の性能は常勝国である欧米のものと比べて、

頭ひとつ出ていたそうで、ドイツの選手がかなり研究してるとのことです。

今後は4年後の平昌オリンピック出場を目指し、

現行機種の改良、新機種の投入と予定がビッシリ詰まっているようです。

 

ものづくりが斜陽化していると言われて久しいですが、

ひとつひとつの技術を結集して、戦略をしっかり立てれば、

まだまだ世界に売り込める商品が作れる、ということの証左だと思います。

大量安価な部品は海外調達にしても、

これから需要が増えるであろう少量多品種で品質のいい部品は、

世界の先を行っていると思います。

某通信大手の有名社長が先日「日本がモノ作り産業で競争力を取り戻せる日は二度とこない」

と断言したそうですが、残念ながらこのような底力を軽視しているようです。

ぜひ、下町ボブスレーネットワーク、それから全国の町工場の皆さんに、

エールを送りたいと思います。

 

また、最初のほうで触れましたが、国内外に多数の路線を持つ羽田空港が近所にあるという地の利、

細貝マネージャーは「ロジスティクス」とおっしゃっていましたが、

短納期という強みを活かすのに、この上ないバックグラウンドだと思います。

大田区にも拠点を持つ当社も、必要がありましたら、ものづくりの後の物流に、

できるだけのご協力をさせていただきたいと思います。

 

あまりに内容が濃かったご講演だったので、

話が半分も書ききれていませんが(ネタバレにもなってしまいますし)、

あっという間のご講演時間、1時間半でした。

41VAcehpwiL.jpg

 

下町ボブスレー、頑張れ!

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2014年09月03日 13:37 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

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